石垣島の音楽事情(素人弾き語りミュージシャン視点)

  • 2017.04.22 Saturday
  • 11:25


島に、純粋なライブハウスは無い。
ライブバー、すなわち、ライブが無いときは、普通の飲み屋という形態の店が3つ。
3つともキャパシティは80〜100人くらいの大きめ。

コンパクトなライブバーは無い。
セッションバー形式なとこは無い。セッションイベントも無い。

 

島に、フォーク酒場という言葉はない。
フォーク酒場っぽい店はある(よく行ってる)。
フリー演奏形態で、2曲回しみたいなルールは無く、好きなだけ歌う(長さは空気を読んで)。
フォーク酒場っぽい店は、よく行ってるとこと、僕がソロライブ演るとこと、あと、もう一軒、行ってないとこがあるらしい。
三線酒場っぽいお店は他にもある。

 

主にプロミュージシャン出演だが、普段は普通のカフェや飲み屋な所でライブ開催というのは、よくある。そういうのをよく開くお店というのがある。

 

ブッキングライブというのが無い。
すなわち、店がオープンに募って演者がエントリーして、3〜4組の演者が対バンで共演する形式の、お店主催ライブというのが無い。
持ち込み企画や、ハコ貸しは可能。
ブッキングライブが成立する、エントリー演者の数が島に少ないからと思われる。

 

オープンマイクという言葉はない。
オープンマイク的なイベントはある。
ライブバー,留藜團┘鵐肇蝓爾OM的月イチイベントと、ライブバー△療垢演者に声かけて企画のOM的月イチイベントがある(こっちはOMというよりフェス的かな)。やはり、2曲回しみたいな周回する形態ではない。
その2つしかない。細々と仲間うちでやってるミュージシャン主催OM的イベントは他にあるみたいだけど。

 

島では素人でも出演料(チャージバック)があるのが普通らしい。
内地でセミプロまがいなことをして出戻りが出演することが多かったからかもと聞く。
演者がチャージ払って出演、あるいはチケットノルマ方式は無い(前述したように、ブッキングライブ形式が無い)。
投げ銭ライブというのもきいたこと無い。

 

リハーサルスタジオが1件ある。でも看板も出てなくて、ほとんど口コミで利用らしい。未確認だが、島に来たプロミュージシャンが利用する?謎のリハスタが、もう1つあるらしい。
海辺で練習する弾き語りストもいる。
路上でドラム練習してる人も見たことある。

 

そこそこ、プロミュージシャンが島に来てライブする。細々とやってるミュージシャンは、交通費の問題もあるだろうけど。
島出身のミュージシャンが凱旋というのはよくある。知らない人なこともあり、見に行った事は無いけど。

 

ということで、みんな、音楽しに島へ来てね。

 

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ライブの記録 @たかしの店 2017.4.13

  • 2017.04.15 Saturday
  • 22:08

 

石垣島には島時間が流れてる。
ゆっくりと島時間が流れてる。
島時間と自分の体内時間が乖離しているのは、
今まで都会時間に暮らして来たから。
都会時間が修正されるのは2ヶ月くらいじゃダメみたい。
 
島時間で音楽をするには、ゆっくりとライブするのが良い。
そういうことで、「たかしの店」という、
料理の美味しいライブのできる飲み屋さんで、
月いちで、ゆっくりとライブができることとなり、
たかしさんにはとても感謝です。
 
Live in 「たかしの店」の2回目でした。
島に引っ越してから、「毎朝、海に行っている」というトークで
今回は『海』がテーマです。

以下、一曲ずつ。

 

【第一部】
●1.ルート17(詞:BARL・曲:とーまん)
さいたまを出てもさいたまの歌を歌うことを気にする必要はないのだと思う。
スタートはライブテーマと無関係に国道17号から。

 

●2.What do I belong to?(詞・曲:頭慢)
引っ越してから、毎朝、海に行っている。
この歌は、この島に僕が来たことと、古代人がこの島に流れ着いたことをオーバーラップした歌詞を書こうとして作った歌。こちらに引っ越して一曲目の作品。まだ、歌詞の推敲が必要だ。

 

●3.壁抜け男(詞・曲:とーまん)
海で写真を撮っている。壁抜け男の写真を撮ったのは実は引っ越す前なのだが。
昔、バンド「超人会」ライブのときに作った歌である。

 

●4.渚に風(詞・曲:頭慢)
80年代ニューミュージックを追想して作った歌。引っ越して二曲目の歌だ。
島のミュージシャンは自分の故郷として海を語る歌をつくってることが多々。
されば、観光客目線で海を語る歌を作ってみようという試作。

 

●5.猫の国へ(詞・曲:頭慢)
ライブに一曲ぐらいは猫ソング入れたい。

 

●6.葉音 - Sound of Leaf -(詞・曲:頭慢)
ということで、この店でライブをすると、6曲35分があっという間感がなぜかある。
第一部ラストソングは、今回、葉音で。

 

【第二部】
●1.大切にしたい(詞・曲:とーまん)
第一部にも一曲やったが、これも「超人会」時代につくった歌。
ギターアレンジを変えたいとも思うのであるが、今回はそのまま。

 

●2.テセウスの船に乗って(詞・曲:頭慢)
海岸線は現世と他界の境界線。境界線をテーマとした神話は世界中にあり、レテの川もそのひとつか。テセウスの船に乗ってレテの河を渡ろう。

 

●3.1978ヤクルトスワローズ(詞・曲:頭慢)
あまり、石垣島で歌うことを特別に考えなくてよいだろうという結論で、この歌をセットに入れてみた。今年もヤクルトは出足不調。

 

●4.夜明けのアングル(詞:BARL・曲:とーまん)
もうちっとギターが上手くなりたいと、この歌とか歌うと思う。
でも、若いころ、これを作ったころよりはマシだと思うぞ。

 

●5.あたえられしものを(詞・曲:頭慢)
ひとは物心ついたときには、すでに体も存在してる。心は後付けなのだ。
そして、とりあえず島に引っ越して、それからの生活は後付けなのである。
そんな、トークはしていないが、それにちなんだ歌である。

 

●6.世の中の全ての事がわかるかい(詞・曲:頭慢)
ライブのラストソングは、迷ってこの歌にしてみた。
これは反戦歌かも、ちょっと違うか、少なくとも平和を歌ってる。

 

【感謝のアンコール】
Forever Young(Bob Dylanカバー・佐藤龍一 訳詞)
アンコールをいただけたのでこれを歌った。
龍さんを、島にお招きする日は来るのだろうか。

 

前回の不慣れから、少し勝手がわかってきて
多少、ペースが出てきたライブでした。
来ていただいたお客様には感謝至極。
 

◆第一部
https://youtu.be/T7FH5KCOXng
◆第二部
https://youtu.be/k2YRUzUZIH4
 

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佐藤龍一さんは、僕の音楽の師匠(勝手に)

  • 2017.04.08 Saturday
  • 09:55

 

佐藤龍一さんは、僕の音楽の師匠(勝手に)である。

 

龍さんの歌を初めて聴いたのは、大学に入った頃。「龍」の名で出ていたLPレコード「あわせ鏡」を聴いた。
レコードはかなり、衝撃的で、何人もの友達に聴かせた。アコースティックギター弾き語りの迫力、そして、それよりも歌詞の深み。私的に、当時、三つ年下の彼女との悲恋に打ちのめされていたこととあいまって、「三つも年下の君に・・」と歌う、表題曲「あわせ鏡」で泣いた。

 

しかし、龍さんは謎の人だった。レコードは、10年前に出たレコードを後追いで聴いたので、リアルタイムな龍さんの情報が、当時、殆ど無かった。かろうじて、かつて「竜とかおる」という、フォークデュオがあり、それが解散してそれぞれソロアルバムを出した一方だということを知った。ちなみに、最初に聴いたのは、大学の先輩のテープ録音だったが、その後、中古レコード盤を入手、かおるさんの方のレコードも同時に。

 

それから、四半世紀経って(7年前くらいのこと)、龍さんの名前を偶然にネットで見つけた。そして、いまだ、ライブ活動をしている事を知り(龍さんもブランクがあったのだが)、新宿のライブハウスへ訪れた。それ以来、何度もライブへ。

 

その後、僕もアコギ引き弾き語りのライブをするようになった。
そして、自分のかつてつくった歌で、気付けば、龍さんの影響を受けてる歌も多くあることに後から気づいた。なるほど、龍さんは気付かないうちに僕の音楽の師だったのだと思った。
自分がライブを始めたのが、龍さんに触発されてとは畏れ多くて言えない。
ブルースは苦手だし、ギターテクニックはとても真似できないし、ましてや、バックボーンとなる音楽に関する(関しない)様々な経験は、偉大すぎて足元にもつま先にも及ばない。
でも、師と勝手に思ってる。今も。思わさせてください。

 

引っ越して、もう、簡単にライブとかも行けなくなってしまったけど(いつか、島にお呼びしたいと思ってます)、離れてこそじっくりと師の音楽をかみしめたい。

 

龍さんの新しいアルバム「LEGACY OF LOVE」が届いた。歌詞は、前アルバム「Lost & Found」のバリエーションに富んだ歌詞世界よりも、じっくりと「愛」に絞った内容。そういう意味では、40年経った「あわせ鏡」とも思う。
かみしめて聴いている。まだ、ちゃんと感想が文章にできない。
 

 

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ライブの記録 @たかしの店 2017.3.23

  • 2017.03.25 Saturday
  • 17:15

 

ライブの記録 @たかしの店 2017.3.23

石垣島に引っ越して、初めてのワンマンライブです。
引っ越して2ヶ月ですので、まあ、集客は望めないので
(いや、だいたい、都内で何年もやってもアマチュアのライブ集客力は、一般的にたいしたものじゃない)
その旨、たかしさんに言いましたが、それでも良いというので、
ワンマンライブ、しかも、今後月いちで、ライブをすることになりました。
さて、ワンマンライブですが、どのような形で演ろうかと考えて、
とりあえずは、以前からやっていたような、ビジュアルを使ったライブにしようかなと。
しかし、お店に大型テレビやスクリーンは無いので、昔に戻ってタブレットを使った画面で。
まあ、うまくいかなければ、次から工夫すればいいかなと。
セットリストです。
【第一部】「さいたま出身の誇り」
1.あの頃の与野ハウス
2.ルート17
3.涙のさいたま新都心
4.制服
5.猫の観察からわかること
6.等しく雨の降る街で
【第二部】「何処から来て何処へ行くのか」
1.Throw your heart
2.函館のおやぢ
3.神様は選べない
4.What do I belong to?
5.あたえられしものを
6.葉音 - Sound of Leaf -
やってみた感想として・・
.織屮譽奪箸蓮△△泙蝓画面が大きくないので、画像を多用できないことをどうしようかが、今後の課題。
島に来て、ずっと考えていることだけど、ここでライブするに合う歌は、どんな選曲だろうは継続課題。
ライブテーマは、遠慮しないで、独立独歩、自分の世界に浸ろうと。
い箸呂い─島の風に合った歌をつくんないといけないなと。
イ覆鵑箸なるでしょ
ということで、来月は4/13(木)です。
お暇とご興味ありましたら、ご来場くださいまし。

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御嶽 −島人の神様

  • 2017.03.01 Wednesday
  • 23:20

 

御嶽 −島人の神様

 

大浜小学校あたりの海岸から北に、海に臨む赤い鳥居が見えた。
その鮮やかな赤色に誘われて、近づいてみる。が、国道390を少し車で走って海岸へ行ける道がなかなか見つからない。後から辿ると、国道沿いにその鳥居の場所はあったのだが、車を着ける場所はなかった。

結局500メートル以上も先に行き、「大浜海岸」と書かれた看板を海岸に折れると駐車スペースがあった。そして、海岸沿いを戻って、鳥居のところまで歩いた。

鳥居は「船着御嶽」の入口であった。海の中から階段があり、それが鳥居へ通じている。船着とあるので、もともとは船着き場から辿る御嶽だったのかも知れない。

 

御嶽は、沖縄本島では「うたき」、八重山(石垣島周辺の島々の総称)では「おん」という。
御嶽は、内地の神社の原型を残した(原型を残したまま独自の信仰が継承された)社である。元々は、自然崇拝や先祖崇拝の聖地で、そこに人工物は無かったとのことだ。
しかし、今、島内でみかける御嶽は、たいてい鳥居があり、敷地内に社殿がある。社殿は内地の神社の拝殿のように、社殿の先に拝礼の場所(神社で言えば本殿)がある造りとなっている場合もあるし、社殿の中に拝礼の場所がある場合もある。
社殿は、コンクリート造りの小さな建物であることが多く、台風に備えてか扉が閉まってることがしばしば、四方が囲まれていない社殿(?)の場合もある。

 

元々が自然崇拝であるために、歴史的には、鳥居や社殿は、内地からの影響あるいは指図によって造られたものであるらしい。
ところで、幾つかの御嶽を見て気づくのは、鳥居はそれなりに立派な造りであるのに対し、社殿は簡素な造りとなってることだ。この船着御嶽の鳥居も美しく赤に染められているし、大浜小学校近くの御嶽の鳥居も美しい木目の造りになっていた。
それについて、考察するに、内地から鳥居や社殿の建造を求められたとき、鳥居は神の聖域の境として構築することに納得できたものの、社殿は聖域に建てる人工物として神の土地を穢すものと考えたのではないだろうか。
そのために、鳥居はしっかりと造られたものの、社殿は実用的な造りでしかなかったと想像する。

 

そもそも、御嶽は内地の神社のように、お参りの場所ではない。
内地の神社といえば、日常、付近の人々が手を合わせるのも普通であるが、御嶽は祀りを行う場所であり、お参りの場所ではないのである。だから、社殿(拝殿)が人目を惹くものである必要も無いのである。

 

祭事において、神に仕える女性が祈りを捧げる場所が、御嶽である。すなわち、普段、そこには神様はいない。祭事の時に神は降りてくる。
すなわち、御嶽は、普段の日に訪れて神頼みをしたり、おみくじをひいたり、正月に初詣をする場所ではないのである。身近な神様がいる場所ではない。

 

島人は、そういう宗教観で暮らしている。それは内地の宗教観とは、ずいぶん趣きを異にする。
もっとも、僕もさいたまで生まれ、関東の人間の宗教観しか持ってない。それは、例えば関西地方や東北地方の宗教観とは違うと思う。
けれども、内地と八重山を含め沖縄とでは、心の奥底にある神様の違いが、ずいぶんあるんじゃないかと思う。

そして、そうした神様の違いという観点で、沖縄にまつわる日々のニュースを見るのも、ちょっと面白いかとも思うのだ。

 

ちなみに、神様の違いということでは「猫の観察からわかること」を島で歌うのは、いかがなものかと思ってしまう。
 

 

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