日本のクリスマス/サンタクロース考

  • 2019.12.28 Saturday
  • 11:50

 

日本のクリスマス/サンタクロース考

 

1.
クリスマスが日本に伝わったのは、いつの頃か。明治7年(1874)、原胤昭(たねあき)というひとが、日本で初めてクリスマスパーティを開いたとのことだ。そのときサンタクロースも登場したらしいが、その恰好はというと、ちょんまげで刀をさしたサンタクロースだったそう。

原胤昭

 

そもそも、サンタクロースの姿が、海外で定着したのは、1930年代、コカ・コーラの宣伝ポスターが始まりだったらしい。なんと、赤い服はコカ・コーラのイメージカラーが由緒だったのだ。いずれにしても、クリスマスの夜に赤い服をきたおじいさんが来て、よい子にプレゼントを配る、そんなサンタクロース像が、明治から大正にかけて、日本に定着していったようだ。

コカ・コーラのサンタクロース

 

日本で、クリスマス、サンタクロースが定着したのは、年の瀬によそから何者かが来るというスタイルが、日本の民間の信仰のなかに、元々あったからではないかと言われている。
歳神様あるいは来訪神というのが、そういった信仰だ。歳神様というのは日本全国各地にある話で、年の瀬に神様がやってくる。
そんな古くからの信仰がベースでサンタクロースが日本で定着したのだと思う。
来訪神の信仰は日本各地にある。秋田男鹿のなまはげ、鹿児島甑島のトシドンなどが有名か。主な来訪神はユネスコ無形文化遺産になっている。
ちなみに、文化遺産のリストには無いが、石垣島にもアカマタクロマタといった信仰がある。

なまはげ

 

日本だけではない。年の瀬に、どこかから誰かが来て、良いことをしたり、悪いことをしたりする伝説は、世界中にある。それが、サンタクロースのベースとなっているのだろう。
ちなみに、サンタクロースはいいことをするが、悪いことするサンタがいる国もあるらしい。ブラックサンタというらしい。ブラックサンタがトナカイでなくて首のない馬に乗ってくるという。

ブラックサンタ(右)

 

2.
さて、あらためてサンタクロースを見てみよう。

サンタクロース


赤い服に、白いひげ、背中に袋をしょってる。この姿、ヴィジュアルも、日本にサンタクロースが定着した理由だと思う。すなわち、この姿に似たものが、すでに、日本のひとびとの記憶の中にあったということだ。
大国様である。大きな袋をかついだ太目の体つきの神様の絵。この素地があったからこそ、袋をかついだサンタクロースの姿というのが、日本に定着したのだと思う。

大黒様

 

ちなみに、大黒様、もともとはインドの神様だ。マハーカーラという。マハーというのが『大いなる』という意味、カーラというのが『暗黒』という意味、それが中国へ伝わって漢字にして大黒となる。マハーカーラは、破壊と再生の神シバの破壊の姿だそうだ。それが、中国に伝わって財宝の神。ちょっと、サンタクロースに近くなった。

マハーカーラ


大黒様は、中国から日本に伝わると、やがて、日本の神話の大国主命(オオクニヌシノミコト)と同一視される。大黒→大国というつながりらしい。
オオクニヌシは、出雲の国を中心に地上を支配した神様だ。ちなみに、石垣島にも、白保に出雲大社先島本宮というのがあって、あながち、出雲と関係無いでもないのかも知れない。

オオクニヌシノミコト

 

オオクニヌシは地上の神、そこに、天の神アマテラスの使者タケミカズチがきて、「国を譲れ」、「いいよ」・・国譲りの神話だ。
いちおう、アマテラスから国を譲れと来たとき、オオクニヌシは息子二人に相談する。一人はいいよーと即答。しかし、もう一人は、俺に勝ったらいいよとアマテラス使者のタケミカズチに勝負を挑んで、結局、負けてしまう。それで、日本がアマテラスの国となりましたという神話だ。

国譲りの神話

 

勝負に負けた大国主の息子のタケミナカタを祀っている、有名な神社が、長野の諏訪大社だ。御柱祭という大きな柱の木を引っ張る祭りが有名だ。
ところで、その御柱、大きな木というのが、実はもみの木なのである。クリスマスとつながった。

諏訪大社

 

3.
サンタクロースの袋からなぜいくつもプレゼントが出てくるか。しかも、子供たちの願うプレゼントが出てくるか。それは、精神エネルギーの物質化という仕組みだ。

 

すなわち、アインシュタインの特殊相対性理論。
E = mc2
エネルギー E = 質量 m × 光速度 c の2乗
エネルギーは物質に変換できる、物質はエネルギーに変化できるということだ。
すなわち、この数式通り、子供たちの精神エネルギーをプレゼントという物質に変換しているのがサンタクロースだ。サンタクロースはそんな超能力者だったのだ。

アインシュタイン

 

4.
さて、サンタクロースが精神エネルギーを物質に変換するということだが、そもそも、この世の中、この宇宙の物質というものを考えてみよう。


宇宙の組成において、われわれが知る「物質」とは宇宙の組成のうち5%にすぎないのだという。
我々の科学が知らない未知のものが、実は、宇宙の大半を占めているということだ。68%を占めるのが、ダークエネルギー。そして、27%を占めるのが、ダークマター。
ダークエネルギー。これこそが、宇宙にあふれ出た精神エネルギーではないかと私は考えている。
そして、ダークマターとは、ダークエネルギーがだんだん、物質に変化して生成された素粒子の元ではないかと言われている。ダークマターは暗黒物質と日本語訳される。先に述べた大黒様とも関係ありそうだ。

 

いずれにしても、ダークマターもダークエネルギーも未知のもの。
だが、このダークマターをつかまえる実験というのが日本の東京大学宇宙線研究所というところで行われた。岐阜県の飛騨、神岡というとこにある施設である。
ダークマター、実は地上に降ってくることがある。それを検知しようという実験だ。
地下の施設に、巨大な水タンク、その中央に液体のキセノンという物質が1トン配置してあり、そのキセノンにダークマターがぶつかると光るのだそう。それを検知する実験だ。
ところで、この実験装置の名前、
xenon detector for weakly interacting massive particles
略してXMASSと呼んでいるそうだ。めでたく、クリスマスになった(Sが一個多いが)。

XMASS


*まとめ
1.サンタクロースは年神様
2.サンタクロースは大黒様
3.子供たちの精神エネルギーがプレゼントに変わる。
4.精神エネルギーはダークマターに。それをとらえるXMASS。
 

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